保育理念:「受 容」「自 然」「共 生」

「伊丹 森のほいくえん」は、それぞれの子どもの育ち、養育環境の区別なく子どもを受け入れるという考えに基づき、社会インフラとして保育所機能を生かし、全ての子どもを「受容」することを基本理念としています。また、「人は自然の一部である」という考えに基づき、様々な自然体験を通して、「自然」に対する畏敬の念を伝えていきたいと考えています。そして、人と自然の「共生」を考えながら、子どもたちを一人の人として尊重し、グローバルな視点から「保育・教育」を行います。


理想とする子ども像

「自分で考え、自分で行動できる子ども」

※「自分」について:人の成長は「自分」の確立から始まります。「自分」とは何かを考え、「自分」を知ることが、自分を取り巻く人や物との関係をつくる基本になると考えています。

 

「自分の周りの人や地域、自然と共生できる子ども」

※「周りの人や地域、自然」について:「自分」が確立すると、次の段階は自分の周囲を取り巻く「人や地域、自然」との関係です。自分一人で世界が成り立っているのではなく、自分の回りの人や自然の環境があってこそ、自分というものが存在出来ることを感じて欲しいと願っています。

 

「感性豊かで、創造的な子ども」

※「感性」について:「感性」の基本は「違い」を感じることが出来る力だと考えます。AとBの違いを感じることが出来るからこそ、AとBを区別することが出来る。その違いを感じる力の積み重ねが、「感性」というものを豊かにし、それが「想像力」や「創造力」の基礎になると考えています。

※「創造的」について:

「創造」とは、無から有を生むことと定義されることが多いようです。しかし、ここで言う「創造的」とは、既存する様々な物や事象を再構成して、新たな意味や価値を生み出すことです。乳幼児期に色々な人や物(自然)、様々な事象に出合い、五感を使ってその違いに気づき、新たな価値観を作り上げることを大切に考えていきたいと思います。


保育指針

「伊丹 森のほいくえん」は、できるだけ家庭の様な環境構成で、保育を行ないます。保育所という環境は、子どもたちが保護者の方々と長時間離れて生活する場所になります。子どもたちが家庭環境と大きく変わらず、安心してゆっくり楽しく過ごせる保育を目指します。

 

「伊丹 森のほいくえん」は、子どもたちと自然環境に出かける「ベース」になります。日々の保育の中で、自然環境に触れる機会をできるだけ多く持ちたいと考えています。4,5歳からは、電車やバスを使い、近隣の自然公園や社会施設に出かけます。駅から数メートルという立地を生かし、園の目の前を走る電車は、「伊丹 森のほいくえん」の園バスです。春・夏冬の季節の変化五感で感じ、たくさんの「!」や「?」が体験出来る保育を目指します。

 ※ これまでの活動場所:昆陽池公園(伊丹市)・万博 自然文化園(吹田市)・千里北公園(吹田市)・箕面公園(箕面市)・五月山公園(池田市)・夙川公園(西宮市)・西田公園(西宮市)・王子動物園(神戸市)・須磨海浜水族園(神戸市)・須磨海浜公園(神戸市)・有馬富士公園(三田市)・アエルキャンプ場(三田市)等々

 

「伊丹 森のほいくえん」は、異年齢保育年齢別保育を併用します。異年齢保育では、年上への憧れや年下への思いやる心を育てるため、3歳から5歳までの子どもたちの異年齢クラスで保育を行います。様々な年齢の子ども達と触れ合うことで生じる喜びや葛藤を大切にしたいと考えます。また、年齢別の発達を促す為にも年齢別保育も併用します。